近年、特に小学生の間で吃音によるいじめが増えています。

今年2016年2月〜6月に、報道機関が全国規模で吃音(きつおん)がある方を対象としたアンケートを行ったところ、吃音を原因としたいじめを学校や職場などで受けたことがあるという方が6割以上に上りました。
また、吃音に対して社会的な理解や援助が不足していると答えた方も7割近くに上ったということです。

今回のアンケート調査は、吃音と差別、いじめの関係を調べた調査としては今までに例のないものといわれています。

「吃音症」に対する正しい知識と理解が広まってほしいと強く思い、医師に解説をしていただきました。

「吃音」に対して正しい知識と、理解を
吃音の人に対しては、本人が話しやすい、暖かい雰囲気を作ってあげること。せかしたり、焦らせたりするのは禁物です。

必要以上に何度も聞き返したり、言い直させたり、イライラしているそぶりを見せて相手にも自分にも居心地の悪い雰囲気にしないで、ゆっくりとしておだやかな空間づくりが大切です。

「吃音」に限った事ではなく、世の中にはさまざま症状、価値観、個性、世界があるといった「理解」が、差別やいじめをなくす第1歩ではないでしょうか。

おもいやりのある、偏見、差別のない世界へ
吃音は人によって程度や種類もさまざまですが、悩んでいる方も多いもの。

心理的な原因によるものばかりでは決してないので、偏見を捨てて接していきたいですね。

▽▽サヨナラ吃音!
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